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BOOK SHELF 写真とひとこと。1
- Satoe Kaneki
- 2017年11月6日
- 読了時間: 2分

子供の頃から、本を読むのが好きだった。小学校では図書室によく行って
好きなシリーズの新刊や、なんとなくタイトルを見て選んで読んだ。
中高学年になるころ、1986年〜90年くらいまでは 銀色夏生にハマった。
当時、文庫サイズでとてもオシャレな写真やイラストとともに
物語ばかり読んでいた私たちには詩集はすごく新鮮だった。

特に写真に特化された2冊。私物。ちなみに今は無きパルコブックセンターが懐かしい。。
元は作詞をされていたようで、ただの詩 ではなく、80年代に音楽シーンが豊かだったように、歌詞のような世界観を持つ言葉と、写真(撮影も銀色夏生)で
ひとつの芸術作品のようだった。
その時期すごいブームになって、たくさんの著書があるが
何冊かは今も、当時の本を持っている。
その後今度は 短歌 がいきなり大ブームになる。
俵 万智『サラダ記念日』1987年
私は中学生になったばかりで、ひとつ上の先輩に、「短歌なんて読むんだ〜〜」と
言われたのを覚えている。確かに周りにはサラダ記念日買っている中学生、いなかった。
この代表作はあまりにも有名だけど、その後すぐに
写真家 浅井慎平とのコラボで短歌写真集を出した。


写真の中の景色や空間と、現代短歌のみじかな言葉。
想像力が広がり、とても好きな感じだった。
私は字を読むのも好きだけど、『本』そのもの、特に表紙や紙質、手触りも大好き。
そして、写真+言葉 の本は、レイアウトもひとつのポイント。
写真と文字の位置関係や大きさのバランスなど。
そんなデザイン性にも惹かれてしまう。
『写真とひとこと』タイプの本にここからはまり込んで行った。
※敬称略
※パルコブックセンター・洋書ロゴスはまだ数店はあるようです(吉祥寺とか)
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