BOOK SHELF 写真とひとこと。2
- Satoe Kaneki
- 2017年11月7日
- 読了時間: 2分

本が好きで、写真にも興味を持ち
大人になってからハマったのが。。
『いいちこ』
の、ポスター。
ファッション専門学校に通っていた90年代前半。20歳前後。
オシャレ・ファッション・イケてるといえば 東京でも札幌でも『PARCO』だった。
上の階には本屋さん(パルコブックセンター)があり
中でもアート・カルチャー・ファッション・洋書に特化した”洋書ロゴス”というのが
ブックセンター内にあった。札幌パルコの7階。。だったかなあ。
すごくよく通っていた。
今の様に、ジュンク堂や蔦屋書店のような小洒落た本屋さんは無い時代。
洋書はなかなか高くて買えなかったけど、暇さえあれば通って
写真集や、アート書などを立ち読みしていた。
そのなかに。。いいちこのポスターの歴史と作品をまとめた写真集を見つけた。
私はお酒が飲めないので、名前くらいは知っているという程度。
場所は限定されるけど、私が見ていたのは札幌駅の地下鉄(南北線)のホームに降りる
階段の側面のスペースに張り出される大きなポスターだった。(”駅貼り”と言うらしい)
(その周りの通路や、大通りでも地下構内で見られる)

通勤の雑踏の中で、ほんの一瞬見かけて、「写真とひとこと」好きの私はとても気に入った。
年間13枚(各月+クリスマスバージョン)出ているそうだ。
毎回とても素敵な、どこかの場所(海外・日本)の風景の中に、商品がぽつんとある。
それを探して(探さないと見つからない)確認しつつ、一行添えられた言葉を読む。
これ、朝のラッシュ時の階段をヒールで降りながらはけっこう危険(笑)なんだけど
そのポスターだけはどうしても見たいから何度も振り向きながら読んでいた。
なんとなく忙しい日々や、若くて頑張っていた頃、転機の時、いろんな感情の時になぜかすごくフィットする様な気がした。
一瞬ふわっと、良い気分になる。
ロゴスで見つけたポスター集は、¥6000 20年前のその時は買えなかったが
何年もたって、HPでアーカイブが見れるという、良い時代になった。。
*書くにあたって、ポスターが始まった1984年のアーカイブを見てみたら。。
最初はひとことではなく二言三言も書かれていたんですね。
時代によって雰囲気がそれぞれあるけど、初年度から素晴らしい。。
*そして、「ほぼ日」のインタビュー記事を見つけ、読んでみたら更に更に素晴らしい会社、
社長とアートディレクター河北さんとの関係などを知り感動しました。
お酒飲めないのにファンになる。理由がわかりました。
参考
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